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日本映画の映像はなぜ汚いか? [映画技術]

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今回は、映画技術についてのお話です。内容は難しいので読むのはやめようと思った方も、是非おつきあい下さい(笑)。
日本映画の画質が汚いと思っている人が結構います。何故邦画はハリウッド映画のように輝いて見えないのかを疑問に思う方もおおいでしょう。この不思議な疑問について、できるだけわかりやすく説明しようと思います。

ちょっと過激なタイトルを付けましたが、結論から言うと実は邦画の映像が汚いわけではありません。
映画の画質は、様々な要因によって決まるのですが、日本のカメラマン、監督、制作チームは、自分たちで満足のいく映像を作り出しているのです。
それなのにおおくの人が邦画の画質が悪いと感じるのは何故なのでしょう?
その不思議を解明するのが今回のテーマです。

まずは、映画が撮影されてからどのような過程を進んで映画になるのかを簡単に説明します。
<撮影>
ほとんどの映画は35mmフィルムで撮影されます。フィルムで撮影するメリットは、ビデオやデジタルカメラに比べ遙かにおおくのデータを収録することができることです。ハリウッドのあるポストプロダクション会社のデータによると、35mmフィルムのデータ量は6Kといわれています。HDテレビの画質は、約2K、最新のデジタルカメラが2K~4K程度です。よって今現在、撮影で一番データ量が優れているのは35mmフィルムということになります。ハリウッド映画やCMなどが撮影に35mmフィルムを使うのはこのような理由があるからなのです。

現在、スチルカメラ市場では、デジタル化が進み、35mmフィルムの撮影は激減しています。ポスターや雑誌写真集の大きさであればデジタルカメラでも十分な画質が得られます。しかし、大スクリーンに投影する映画(動画)となると、35mmフィルムの活躍の場はまだまだあるわけです。

<現像>
フィルムは、あたりまえですが現像しないといけません。撮影済みのフィルム(ネガ)を現像して映像が見える状態のフィルムにします。これは、日本ではIMAGICAやSony PCLなどの現像所が行います。ハリウッドだとテクニカラーとかデラックスが大手として有名です。

<編集>
撮影した映像を編集するのには、フィルムを切って貼るという作業を長年行ってきました。現在でもこの作業を行っています。しかし、マスターフィルムを切ったり貼ったりするのはフィルムを傷つける可能性があるので、最近はデジタル化の波が押し寄せています。
撮影されたフィルムは、一度1K程度の軽いデジタルデータにスキャンされ、それをコンピュータに取り込んで編集します。編集ソフトはAVIDやAppleのファイナルカット・プロです。映画の編集が確定した時点で、コンピュータ上の映像通りにネガフィルムを手作業でつなぎ合わせるのです。

<劇場上映>
編集が終わり、完成したネガフィルムは、色が反転しています。なので、それをポジフィルムにする作業があります。このポジフィルムが0号プリントと呼ばれます。スタッフは、劇場で0号を試写上映して見て、色の問題を議論します。そして、このカットはもう少し明るく、とか、ここはもっと青くなど指示します。それを受けて、現像所は現像をやり直し、色を整えます。この作業をカラータイミングといいます。色が正しくなったフィルムを初号プリントと呼び、これを大量に複製して全国の劇場に納品し、各劇場で上映が行われます。

<ビデオ>
劇場で上映されるフィルムは1秒24コマです。テレビは1秒30コマです。よって、テレビやDVDで映画を見られるようにするためには、テレシネという変換作業が行われます。マスターモニターを見ながら監督とカメラマンが、自分の意図した画質になるよう丁寧に作業を進めます。それが完成するとHDビデオ原板が完成し、テレビで放送されたり、DVDやBDとなって家庭で映画が見られるわけです。

このように沢山の行程を得て、映画ができあがっていくのです。この全ての過程で画質が変化する可能性があります。さらに何度かの現像行程では、フィルムの世代が落ちていきます。これはアナログの宿命です。なのでフィルムの管理や現像行程の繊細さで映像は大きく左右されていきます。

では、それぞれの行程での画質に関わる問題についてお話しましょう。

<撮影>
ハリウッド映画は、撮影に大きなセットを組んだり大規模なロケーションを敢行します。その際は、巨大な照明を用意して撮影場所を照らします。フィルムは光に反応するので、光があればあるほど映像は綺麗に映ります。そのため撮影監督という仕事が確立されていて、カメラマンがカメラとレンズ、照明を指揮して自分の作りたい映像を撮影していきます。
日本ではどうでしょう。まず予算の関係で、ハリウッドほど沢山の照明を用意できないことがおおいです。よってフィルムに収録される映像には撮影時点でハリウッドと差が出ています。
しかし、最近のフィルムは技術革新が進み、高感度化されています。なので、かつてのように照明で映像の差が出にくくなりました。クリント・イーストウッドなどはほとんどノー・ライトで撮影していますが、毎作品素晴らしい映像を見せてくれます。実は、照明のあて方やレンズの使い方などでも画質におおきな差が出ることがわかっています。この辺りはカメラマンや照明技師のスキルやセンスの差になってしまうのです。

あまり使いたくない例ですが、日本の時代劇と「ラスト・サムライ」を見比べると、同じ日本を描いているのに映像のクオリティがかなり違うのに気がつくでしょう。これは、様々な行程が関係してくるのは間違いありませんが、撮影時のカメラマンと照明技師のセンスの違いによることが大きいのです。"「ラスト・サムライ」は、日本でも撮影しているけど、海外でも撮影しているから色が違うんだ"という方がいます。では、邦画と「ロスト・イン・トランスレーション」を比較してください。全編東京で撮影したハリウッド映画(しかも、ほとんどキーライトのみ)の「ロスト・イン・トランスレーション」は、とても美しく感動します。それに引き替え邦画は、あそこまで美しい映像はあまりありません。

<現像>
ハリウッドのスタッフも認めていますが、日本の現像はとても優秀で綺麗に現像してくれるそうです。ただ、カメラマンの要求は聞き入れてくれないようで、技術者として自分たちの優れていると思いこんだ現像を行ってしまうそうです。これは現像という作業だけでなくおおくの日本産業に言えることですが、自分たちの技術力に固執するあまり、マーケット全体のニーズを見失う傾向があるということの一例です。
なので邦画は、どの映画もそれほど差がなく現像されてしまいます。これにより邦画全体の画一化が起こっています。ハリウッドでは、カメラマンの意図通り現像液の濃度が調合され現像されます。日本で撮影されたハリウッド映画のおおくは、日本での現像を避けて未現像のままフィルムを抱えアメリカに持ち帰り、アメリカで現像が行われています。これは、アメリカの現像所のほうがカメラマンの自由な発想に対応してくれるからだそうです。

<編集>
ハリウッドでは、編集の技術が発展しています。デジタル・インターミディエート(DI)という技術です。撮影済みのフィルムを現像したら、すぐに6Kでデジタルデータに変換します。35mmフィルムのデータを全てデジタルに置き換えるわけです。その重いデータを4Kにして編集作業を行い、デジタルで色補正やCG合成を行います。すると4Kのデジタルマスターが完成します。このデジタルマスターをフィルムに戻すと4K解像度の劇場用フィルムになるのです。
この作業の最大のメリットは、フィルムで撮影したデータをコンピュータ上で自由にいじれることです。現像ですらコンピュータで設定変更できるのです。これによりとても美しい映像を作り出すことに成功しています。さらにネガフィルムを手で切ったり貼ったりする作業がなくなりました。映画の完成版はデジタルで完成し、それをフィルムにする(レーザーライターでフィルムに書き込みます)という行程で世代が落ちません。

<劇場上映>
日本では、初号プリントをコピーして劇場に配送します。字幕作業が入るとさらに1世代画質が落ちます。ハリウッド映画は、各国語字幕版のデジタルマスターを作り、それをフィルムにします。なので「ハリー・ポッター」の日本語字幕版のマスターは、もっとも画質の良い状態のデータをフィルムにして日本に送られてくるのです。

<ビデオ>
DIの映画は、デジタルマスターがそのままビデオマスターになります。なので、とても綺麗です。デジタルマスターの最終調整はプロデューサーが行います。お客さんの方向を向いたプロデューサーがきれいなマスターを作るのです。
日本では、監督とカメラマンが自分の好きな画質に調整してビデオマスターが完成します。ビデオマスターに使うフィルムはローコンポジといわれるフィルムです。このフィルムには撮影時のデータが残っていないので、色の補正はあまりできません。ハリウッド映画の場合、DIでない場合は、マスターフィルムを使ってビデオマスターの制作作業をプロデューサーが行います。日本でもマスターフィルムを使ってビデオマスターを作ればいいのですが、手間がかかるという理由でローコンポジを使うのです。
ハリウッドのビデオメーカーは、ローコンポジを使ったビデオマスター素材を受け付けません。理由は画質が悪いからです。なのに、日本のDVDのパッケージを見ると「ローコンポジからのテレシネを敢行!」など自慢していたりします。おそらく日本のビデオメーカーのスタッフも、フィルムの知識がないのでしょう。とても恥ずかしいです。

だんだん見えてきたと思いますが、実はハリウッド映画と邦画の画質の違いは、技術やお金が大きな要因ではないのです。そこに関わる人の考え方の違い、もっというとセンスの違いなのです。使われている機材はハリウッドも日本もそれほど変わりません。ただ各工程で、映像に対する感覚や執着の仕方が違うだけなのです。
これは、実は深刻な問題です。日本で映画を制作しているスタッフは、自分達の作った映画の画質に満足しこれでいいと思っています。一般の人から何故邦画の画質が悪いのかを聞かれても誰も明確な答えが出せないのです。

<今後の課題>
まずは、日本の映画スタッフは世界のスタンダードと世界の技術を知るべきです。一時、SonyやPanasonicが映画マーケットに進出しましたが、どれもうまくいきませんでした。技術会社も同様です。結局日本的なテレビ文化をベースにハードもソフトも独自進化を遂げてしまいました。これは携帯電話と同じです。世界から見たら日本の映像産業はガラパゴス化しているのです。
携帯電話と違うのは、我々は日本以外の映画を見ることができるという点です。島の外と中はなんか違うぞと気づける点なのです。携帯電話も今までは海外からのメーカーは排除し、我々日本人は海外の携帯マーケットがどう動いているのかなかなか知ることができませんでした。しかしiPhoneなど海外の優れた形態が入ってきてやっと自分たちのガラパゴス化に気づいて現在大きな方向転換を行っています。これまでの形態産業における損失は計りしれません。
同様に映像産業は、現在岐路に立たされています。今までのようにテレビ文化に根付いた独自路線で今後も進むのか、それとも海外の産業と同じようにスタンダード化していくのかを模索しなければいけない局面になってきました。

今後は、邦画でも日本の会社を使わずハリウッドでポストプロダクションを行うプロデューサーが出てくるかもしれません。あるいは日本の映画産業自体が大変革を起こし、ハリウッドスタイルを導入するかもしれません。どうなるかは誰もわかりませんが、私としては、少しでもお客さんが満足する画質を追求していってほしいなあと思います。

追記:
2015年時点で、日本の映画館はハリウッドからの影響によりデジタル化されました。すでにフィルム上映を行なっていません。映画は35mmフィルムではなくDCPというデジタルメディアによって配給されています。
この出口の変化に呼応するように、邦画界にもデジタル撮影の波が押し寄せてきました。
現在は、ほとんどの映画はデジタルで撮影されています。これに伴い、このブログに記されているような複雑なポストプロダクション行程は必要なくなりました。現在は、デジタルカメラで撮影し、デジタルデータを編集し、色を補正し、映画が完成します。撮影から劇場まで一貫してデジタルになったことにより、もはやハリウッドと何も変わらない環境が日本でも確立したのです。さて、ではこのデジタル環境で邦画を見ると画質はどうでしょう?フィルム時代と比べると相当綺麗になったと感じるのではないでしょうか。しかしやはりちょっと違うと思う方もいるはずです。この辺りはいつか詳しく記したいと思います。

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hir

島国で、更にガラパゴス化ですか、、、
これだけワールドワイドになってるのになんだか、寂しいですね、、、
勉強になりました
見てみなければと思いながら、ロストイントランスレーション、まだ見てないんです
今度見てみます!
by hir (2009-07-12 17:59) 

SilverMac

映画製作をよく知っている方のようですね。日本映画の配給がいまだにマスターからのコピーとは知りませんでした。ハリウッドのようにデジタルマスターから起こされていると思っていました。
「剣岳 点の記録」、宣伝では実写となっていましたが、一部はCGですか。宣伝に偽りあり、ですね。(@_@)
by SilverMac (2009-07-12 18:00) 

tomoart

邦画という大きな括りで映像がハリウッドより汚いという認識はなかったですね。どうなんでしょう・・・・。
お話を読むと、問題はやはりビジネス規模の問題だなぁ、と思いました。予算が少ないのが問題ではなくて、予算が少ない事で作業の細分化がされていない事(=専門家の育成不足)が問題なんじゃないでしょうか。簡単に言えば「映像を美しく仕上げる為の専門家」がいないって事ですかね。関わる人が増えれば、一人当たりの取り分(稼ぎ)は減って行く訳ですから。

ビジネス規模を拡大するなら、邦画も海外に配給して行くしかないので国際標準に追従する必要はあるでしょうが、だからと言って全てがハリウッドライクな製作体制になってしまったら良い小品を作り辛くなってしまいそうなんで、上手く両立して欲しいと思います。
by tomoart (2009-07-12 20:28) 

mobilememo

背景の金のかけ方が違うような気がします。
月刊PLAYBOYと週刊プレイボーイの差というか。
しかし、結構大事なのがフィルムメーカーの差だったりして。
いくらゴージャスな背景を使っても、フジ(青)とコダック(黄)の差は埋められないのではないかと思います。

by mobilememo (2009-07-12 22:23) 

TaekoLovesParis

誘いこまれる書き出しですね。
映画ができるまでには、こんなにたくさんの行程があると初めて知りました。映画制作にお金がかかるのに納得です。
監督やカメラマンの意思がよく通じるのがハリウッドなんですね。
たしかに日本には技術者は偉いという風土があるから、撮影したカメラマン
の意図が通らないときがあるんでしょうね。
<日本的なテレビ文化をベースにハードもソフトも独自進化を遂げてしまいました。> → そうだったのね、とこれも初めて気づきました。
ゲームで映像の美しさを追求していったのと同じように、これからは、日本ももっと映画の映像の美しさを気にするようになるでしょうね。
ためになる記事でした。



by TaekoLovesParis (2009-07-13 00:42) 

mai

邦画と洋画にはこういう違いがあるんですね。
そして今後の課題も大きそうです。
今までやってきたことを変えるのは難しいと思いますが、
画質の追求はしてもらいたいです(^^)

by mai (2009-07-13 11:13) 

yukikaze

祖父が帝国シネマ(テイキネ)の撮影技師でしたので、興味深く読ませていただきました。父は「日本映画はモノクロ時代から成長がない」と言います。そういうことも影響しているのでしょうか。祖父の時代はモノクロでトーキー以前のころで、阪東妻三郎の映画を撮影していたようです。祖父も父の話では技術や特有というか、職人気質というか、普段の生活では洒脱だったそうですが、撮影のこととなると、一歩も譲らない頑固者だったそうです。
記事を読んでいて、祖父のような撮影技師が今も多いのだろうと思いました。
by yukikaze (2009-07-13 13:41) 

たいちさん

難しい記事でしたが、問題点が少しだけ理解できました。技術の日本は、今後どの方向へ行くか、見定めたいですね。
by たいちさん (2009-07-13 15:10) 

ねじまきけんいち

大変勉強になりました。
画像が汚いというよりも、暗いというイメージは以前からありましたけど。
なるほどねという感じです。
by ねじまきけんいち (2009-07-13 20:14) 

julia

とても専門的なお話ですが興味深いですね。
by julia (2009-07-13 20:18) 

丹下段平

実は監督をしている友人がいるので、日本映画の画像が外国に比べて良くない理由も何となく気がついておりました。
どうも友人の話では日本の映画人は勉強不足の人が多く、あまり他の作品を観ていないようですね。だから自分の創っている作品の質が比較できないので分かっていない。もし、画質について言おうものなら製作費が違うと逃げるのでしょう。
仰る通りスタッフの意識改革が必要なのだと思います。
by 丹下段平 (2009-07-13 22:35) 

coco030705

こんばんは。
映画の画質の違い、というのは今まで意識したことがなかったのですが、
日本映画はハリウッド作品に比べて、なんとなく暗いなとは感じていました。そういうことだったんですか。勉強になりました。
日本では職人気質という言葉が好意的に受け取られますが、その中身は、がんこで融通が利かないということもあるかもしれませんね。

ところで、フランス映画などもなんとなくセピアっぽいのですが、これも
やはり日本と共通した何かがあるのでしょうか。


by coco030705 (2009-07-13 23:00) 

DSilberling

hirさん、こんにちは。
実は、映画は映像だけでなくいろいろなところで金属疲労を起こしています。そのうち詳しく書こうと思います。
by DSilberling (2009-07-13 23:09) 

DSilberling

SilverMacさん、こんにちは。
日本はアメリカのように新しい技術を受け入れられていないんです。
宣伝に関してはウソは良くないですね。
by DSilberling (2009-07-13 23:10) 

DSilberling

tomoartさん、こんにちは。
んー、一昔前は予算が関係していたと思いますが、今は予算はあまり影響していません。かつて数千万円した機材が今は数十万円です。
やはり意識の問題かと・・・
by DSilberling (2009-07-13 23:12) 

DSilberling

Taekoさん、こんにちは。
カメラマンの知識にも問題があります。ちゃんとストーリーを意識した構図、照明、レンズを選択している日本のカメラマンがどのくらいいるでしょうか?テレビ文化の悪い点が蔓延してしまった日本映像界、さて今後はどうなっていくんでしょう・・・
by DSilberling (2009-07-13 23:15) 

DSilberling

maiさん、こんにちは。
画質だけでなくレンズの選択にも気を遣って欲しいですね。
by DSilberling (2009-07-13 23:15) 

DSilberling

yukikazeさん、こんにちは。
日本は映画界だけでなく頑固な職人気質が良しとされています。
勿論伝統芸や芸術品はそれでいいかもしれませんが、どんどん革新する技術は使うべきですね。世の中デジタルなのに6mmテープで録音するのはどうかと思います。小さなワイヤレスマイクでクリアな音が採れるのに大きな竿のついたマイクで音を収録するのも意味が分かりません。
by DSilberling (2009-07-13 23:18) 

DSilberling

たいちさん、こんにちは。
もう少しわかりやすく書きたかったのですが、読みにくくて申し訳ないです。
そろそろハリウッド基準のプロデューサーが日本でも出現するのではないでしょうか。
by DSilberling (2009-07-13 23:19) 

DSilberling

ねじまきけんいちさん、こんにちは。
暗いですよねー。もっと明るい画質にして貰いたいものです。
プロデューサーがマスタリングすればいいのに。
by DSilberling (2009-07-13 23:20) 

DSilberling

juliaさん、読んでいただきありがとうございました。
by DSilberling (2009-07-13 23:21) 

DSilberling

丹下段平さん、こんにちは。
確かに勉強不足です。例えばNABという技術展に行っても日本人には殆ど出会いません。毎年新しい技術が発表されているのに日本人は20年前の技術を普通に使っています。EFILMなどのデジタルポストプロダクションも日本にはありません。これは悲しい現実です。
日本企業は人事異動が激しくエキスパートが育たないのが影響していますね。そして、数少ないハリウッドライクなプロデューサーが評価されないのも残念です。
by DSilberling (2009-07-13 23:24) 

DSilberling

cocoさん、こんにちは。
ヨーロッパは、芸術の国です。当然画質には細心の配慮がなされています。セピアっぽいのは、マジックアワーに撮影しているからです。日が暮れる瞬間の30分にかけて撮影するのです。それほど凝った撮影をしています。
だから、かなり狙った映像ですし、この映像は世界的に評価されています。ハリウッドのカメラマンが英語を話せないのにヨーロッパ人なのは、これに由来します。
日本の映画はただ努力を怠っているだけです。
by DSilberling (2009-07-13 23:27) 

tomoart

>DSilberlingさん
すいません。やっぱり意図が伝わらなかったですね(汗)。
予算規模の違いに触れたのは、予算規模が小さい=映画に関わる延べ人数が少ないという事だと思ったからです。映画に関わる人数が少ないという事が、ハリウッドのようにそのセクションセクションの専門家を育てる、という事を阻害しているのではないでしょうか。
ハリウッドなら本当はその筋の専門家が担うべき作業を、他の分野の専門家が兼務してやらざるを得ないのが邦画の現状なのでは。たとえが悪いかもしれませんが、「監督が映像の美しさにこだわる事は必要だけど、どうやったら監督の思う美しい映像になるかの方法論はその筋の専門家が担うべき事」というような話なのかな?と思いました。

長文な上にこれまた的外れな指摘だったらスイマセン(汗)。
by tomoart (2009-07-14 02:12) 

nomame

気のせいだとばかり思っていましたが、
そういうことだったんですね。勉強になりました。
日本が良い方向に進んでくれるといいのですが・・・・。
by nomame (2009-07-14 13:37) 

non_0101

こんにちは。
とても興味深い記事で勉強になりました。
映像の差は単純に資金の差だと思っていました(^^ゞ
小さな画面だとあまり感じませんけど、大きな劇場の画面で観ると
やっぱりハリウッド作品と邦画の違いを感じてしまいます。
日本でも地デジで映像の美しさに敏感になって来ていると思うので
ぜひ、映画の映像の美しさにも敏感になって行きたいですね☆
by non_0101 (2009-07-14 22:47) 

nonsuke

ちょびっと過激なタイトルに惹かれて(^▽^;)読ませていただきました。
ちゃんと理解できたかは分かりませんが、とても勉強になりました!

関係あるかどうかわかりませんが、もしよろしければ教えていただきたいのですが、邦画は会話の音量と効果音がある時なんかの音量がすごく差がありこの場面うるさいんだよね~とか、なんて言ってるのかよく聞こえない~とかがあるのは私の気のせいですか?洋画は字幕で観てるから感じないのでしょうか???
by nonsuke (2009-07-15 01:22) 

かおり

なるほど! 納得です。
画質が悪いと思っていたわけじゃないけれど
日本映画らしい画質、ハリウッドらしいクリアな映像って感じで捉えてました
ただ、背景が暗いと映画の中で何が起こっているのか
分かりにくいこともしばしばあったような・・・
音声も聞き取りにくいことが多い気がしています
↑上の方がおっしゃってるようなこと、私も感じます
技術水準は高いのに、やはり観客に観てもらう意識が低いのでしょうか?
なんだかもったいない話ですね
日本映画もハリウッド並みの美しい映像になるとうれしいです♥
ぜひ!風穴を開けてくださいね♪
by かおり (2009-07-16 00:22) 

duke

職人気質は嫌いじゃないですが、意識もグローバル化したら・・・良いですね。。
by duke (2009-07-17 02:18) 

ペコ:ロス

ほとんど更新のないw私のサビれブログに来て頂きありがとうございます。
DSilberlingさんのnice!で見て下さる人がいる、と実感します(^_^;)

邦画って確かに画面が暗いなぁ~と思っていました。
技術はありそうなのになぜ?と。
照明の問題って大きいんですね。
以前、聞いた話では高飛車な女優さんでも照明さんにだけは愛想がいいと。
そうしないとキレイに撮ってもらえないとか。
なるほどね~!と納得しました。

by ペコ:ロス (2009-07-19 12:19) 

けんご

もう25年も前ですが、サザンの桑田が似たようなことを言っていました。
LAのレコーディングスタジオに行ったら、日本のような最新機材どころか、おんぼろといってもいいほどの古くて大きくて重そうな機材ばかりだったと。
ところが現地のアメリカ人スタッフがそこで録音してくれた音は、
日本でのそれよりもずっといい音だった、と…。
「かなわないな、と思った」
のようなことを言っていたように記憶しています。
『ロックの子』というインタビュー本に書かれていました。

ちょっと映画とは外れた話題ですみませんでした (^_^;)
by けんご (2009-07-31 22:24) 

びっけ

私はアニメ以外の邦画をあまり見ません。
それというのも、今回、DSiberling さんが取り上げてくださったこと・・・邦画の画質が綺麗じゃない・・・と小さい頃から ずっと感じてきたからです。
今はそれほどではないのでしょうが、子どもの頃に見た邦画は、編集や音声やストーリーがズタズタなものが多く、洋画と比べて哀しかったです。
今回の記事で、長年の謎が氷解した気分です。
映画ファンとしては、是非、ユーザー(観客)を向いた意識革命を期待したいです!
by びっけ (2009-08-10 11:28) 

DSilberling

tomoartさん、こんにちは。
そうですね。日本もアメリカのようなしっかりしたシステムを構築すべきですね。
by DSilberling (2009-09-04 10:38) 

DSilberling

nomameさん、こんにちは。
日本はラボ(現像所)の技術者も勉強不足なのできっとますます世界から孤立化しそうです。残念なことですね。
by DSilberling (2009-09-04 10:42) 

DSilberling

nonさん、こんにちは。
そうですね。でも日本人の視聴者や観客からは画質が悪いというクレームはほとんどないそうです。もしかしたらおおくの日本人が画質に興味がないのかもしれませんね。
by DSilberling (2009-09-04 10:43) 

DSilberling

nonsukeさん、こんにちは。
音については次回詳しく書こうと思っています。
音響もびっくりする裏話が沢山あります。
by DSilberling (2009-09-04 10:45) 

DSilberling

かおりさん、こんにちは。
日本人はどうも「日本」が一番と思っているような気がします。
世界標準にあわせる気がないと世界からおいていかれますね。
困ったものです。
by DSilberling (2009-09-04 10:46) 

DSilberling

dukeさん、こんにちは。
日本には職人がほとんどいなくなってしまいました。
数値でものを見る技術者のみが生き残れる状況を変えないといけませんね。
by DSilberling (2009-09-04 10:47) 

DSilberling

ペコ:ロスさん、こんにちは。
撮影技術について知識を持って映画を見ると、違った角度から映画を楽しめますよ。
制作者がストーリーを理解して絵を作っているかどうかすぐにわかります。邦画の場合、間違った絵作りがおおいのが残念です。
by DSilberling (2009-09-04 10:49) 

DSilberling

けんごさん、こんにちは。
その通りですね。ものを作るのは技術ではなくて心なんですよねー。
by DSilberling (2009-09-04 10:50) 

DSilberling

びっけさん、こんにちは。
この問題は根深いのです。
お客さんも画質を気にしない、制作者も気にしないのです。
少数の心あるスタッフがいくら説明しても誰も興味ない状況です。
未開の地に訪れた宣教師のようにただ呆然とするしかないのです。
by DSilberling (2009-09-04 10:52) 

VooDoo-Boogie

おそらく、sony pclでは現像処理は数年前から行なっていないと聞いた事があります。

また、ハリウッド映画も日本でのプリント作業時にアメリカからカメラマンが来て指示するのでしょか? 世界同時公開が増えてきている事を考えると多分無理なのでは?と思います。
詳しくないので、良く判らないのですが、どうなんでしょう?

by VooDoo-Boogie (2009-09-12 12:08) 

DSilberling

VooDoo-Boogieさん、こんにちは。
PCLは、最近は現像していないようですね。

ハリウッド映画のデュープはアメリカ人の指示はしていないようです。ただ、マスターを扱う場合(ほとんどがアメリカで行うので日本での作業は稀)は、カメラマンやVFXスーパーバイザーが立ち会うようですよ。

by DSilberling (2009-09-12 13:11) 

salt

こんにちは、
興味深くご拝読させていただきました。
邦画が汚いか否かはさておき、私は逆に35mm撮り邦画作品に過剰な解像感を感じることがあります。
ロングの実景などでは被写体ごとのディティール密度のばらつきがそのまま映像上に再現され一枚の画として纏まりがなく見えてしまうことがあります。
これは恐らくプリントの世代が洋画に比較して若いことが理由のひとつとして考えられると思います。
ハリウッドで2Kマスターが多く採用されているのは解像感を適切にそろえるのに好都合という面もあるからだと私は推察していますがDSilberlingさんはどう思われますか?


mobilememoさん

フジのフィルムはハリウッドで人気みたいですよ。

by salt (2009-09-20 08:45) 

ボーちゃま

初めまして!
日本のある映画を、劇場を替えてみたところ、TOHOシネマズで観た時にはキャストの顔も明暗もはっきりわかって良かったのに、違う劇場で観たら音も小さくて動きの早いアクションシーンでは、暗くて誰なのか見分けが付かず、臨場感がなくてがっかりしたんです。スクリーンは大きかったのに・・・
だから、なぜ、こんなに画質が違うのか、気になって調べているうちに、ココにたどり着きました。
その映画は4本しかフィルムがないって聞いてたんですが、何十件かで上映されてるので、マスターフィルムと、コピーを何回かした物の違いだったのかなって、この記事を読んでそう思いました。






by ボーちゃま (2010-04-02 14:54) 

ug

なんで、邦画は映像が暗い、汚い感じなのか、なんか安っぽいというのが昔から疑問でしたが、とてもわかりやすく説明して下さいました。
有り難うございます。日本の映画技術もグローバル化してほしいです。
by ug (2010-11-15 09:38) 

anamochi

古い記事ですが今見つけたので
確かに邦画と洋画の画質の違いは昔から気になっていて、今回の記事はその仕組みがよくわかるものでした
しかし単純に綺麗汚いで両者を語っていいのかという疑問もわきました
クリアできめ細かければ「綺麗」なのか?そうでないものは「汚い」と呼ばれるべきなのか?
単純な高低で判断できるものではないのではという考えも一方でわきました(隣の芝は・・・とも言うし

もちろんこの邦画がもし洋画の画質で撮られていたらどんな画面になっただろう、と考えることはよくありますが・・・
by anamochi (2012-01-30 14:08) 

紅

技術の革新やシステムの確立も大事ではあるが、世界からおいていかれるというコンプレックス丸出しの文言はみっともないね。
世界って具体的にどこの国とどこの国?白豪主義ですか?
グローバリズムも結構だが昔からそうやって持ってたものをかなぐり捨てて追いかけたところでよい結果を招くことができたのかということだね。
by (2013-09-19 18:37) 

アメリカ映画関係者

アメリカでインディペンデント映画を作ってます。
アメリカ人には「きれい」とウケていた画も、日本の映画関係者には「映画っぽくない」「もっと映画っぽい画づくりを研究したほうがいい」と言われてしまいました。

しかし、日本で言われている「映画っぽい」画がどうしても好きになれません。暗い気分になるというか。
低品質で汚いのかと思っていたんですが、テレビはクリア画像だし、技術の問題でもないだろうし、なんでだろうと不思議に思っていました。
最近もしかしてこのようなカラコレをよしとして、わざとやっているのではないかと気づきました。

日本で「映画っぽい」と言われている古臭い画質を「きれい」と言ってほめたたえる人たちがいますが、なんでそれがよしとされるんだろう?文化の差なのか?とそれも不思議に思っていましたが、そういうことだったんですね。
勉強になりました。
by アメリカ映画関係者 (2013-09-25 14:47) 

yot

はじめまして。
興味深く拝見させていただきました。

映画をあまり見ない者ですが、邦画は、画面が暗くて汚いとそれだけで見たくないです。そういう邦画が多い印象です。雑然とした小汚い部屋や街の風景、薄暗い映像。意味の分からない内容。そういうものは見たくないです。
そういうのは自主制作で勝手に作ってくださいと思います。

観客が見たいものを作ってほしいです。
王道や一般向けの娯楽であることも忘れないでほしいです。

製作者の自己満足みたいなものは結構です。

それでは、失礼します。
by yot (2013-12-14 03:08) 

NO NAME

映画はエンターテイメント
見る人あってのものだっていうのを邦画関係者は忘れてるのでは

かたや職人芸の塊の日本のアニメは世界に受け入れられてる
どこで差が付いたんです?
by NO NAME (2014-06-05 13:29) 

さのてつろう

ほぼ同感ですがひとつだけ間違いがあります!
ほとんどの日本の映画撮影監督は最新の技術情報を知っていて勉強しています、それを使う技術も知識も身に付けています!しかしながらそれらの技術を使うにはやはりお金がかかるのです!決して画質に満足してこれで良いとは思っていません!この部分は著者の認識不足で非常に心外です!
決してハリウッド映画が映画のスタンダードではありませんが製作費がデジタル化になる前で一桁〜二桁、現在は二桁〜三桁低いのです!映画には芸術と同時に産業と言う側面も持っています、産業という部分では世界で2社映画フィルムを製造していたFUJIFILMがいとも簡単に映画用フィルムの製造を止めてしまったことが全てを物語っていますが…
少なくとも現場レベルでは誠心誠意観客のために映画創りをしているはずです!
by さのてつろう (2014-09-01 13:21) 

レアルバルセロナ

『映画色』…は、『日本の映画のような薄暗い色』…なのですね('◇')ゞ
ありがとうございます('◇')ゞ\(^o^)/

あと、『形態産業』…は『携帯産業』…でしょうか?('◇')ゞ[あせあせ(飛び散る汗)]


by レアルバルセロナ (2014-11-22 19:03) 

kesa asao

長〜く長〜〜く感じておりました。
まぁ友達に言った所で解決する訳でもなく、邦画・日本ドラマを見かける度に『…』只今2016年!長らくの疑問何かのタイミングか?!『アメリカ 日本 映画 画像 違うなぜ』google検索!ヒット 『…映像はなぜ汚いか?』2009年!これだけか?!…あまり、皆さん…そうですか…。
しかし、私的『安っぽい・薄っぺらい』長らくの疑問解決致しました!ありがとうございます!
照明量の疑問はありましたが、根本的にはセンスだった…とは…。
民放番組のBGMからも察するに、未だに、冒険シーンは『レーダース!』格闘シーンは『ロッキー!』感動シーンは『エアロスミス!』80年代から抜け切れてない…御エライ方々…一掃しないと…
見なければいいか…。
by kesa asao (2016-01-18 03:00) 

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ttp://www.stresscinema.com/archives/717
パクられてます。
by お名前(必須) (2016-10-10 02:37) 

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